ホメオスタシスとは

身体が栄養不足になった時にエネルギーの消費量や吸収率を自動的に調整して生命を維持していく仕組みです。通常は摂取した栄養は活動のためのエネルギーとして消費され、それ以外は皮下脂肪して蓄積されたり、排泄されたりします。ところが、食事の量が極端に減ったり体重が急激に落ちると、身体は生命の危険を感じてエネルギーの消費量を抑え、食べたものを出来るだけ蓄えようとします。つまり少ない食事でも生きていけるように、基礎代謝を下げてくれるのです。ホメオスタシスの機能は、体重が5%落ちた時に最もよく働くといわれています。減量していても、体重の5%落ちたところで止まってしまうのは、ホメオスタシスの機能が上手く働いているからです。ちなみに、減量によってホメオスタシスがバランス調整をしてしまったら、元のバランスに戻るのに1ヶ月はかかるといわれています。

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